必需品や携帯品には、その人の“ひととなり”が投影される。『UNION TOKYO』のオリジナルコンテンツ「Tools Tour」では、ホットな方へのもとへと出向き、仕事道具や肌見離せないアイテムなど、それぞれの私物をフィルターにすることでパーソナリティーを紐解いてきた。
第9回は、「PURPLE THINGS（パープルシングス）」「MARMOT(マーモットキャピタル）」のディレクターKIKUNOが登場。幅広い世代から支持を集める彼女は、自身のブランド「PURPLE THINGS」のディレクターやモデルとして活動、2023年に「MARMOT（マーモットキャピタル）」のディレクターに就任。アメリカの老舗アウトドアメーカーの機能性を都会的な視点から再解釈し、デビューコレクションからストリートでポジションを獲得した。
肩肘張らないKIKUNOの“らしさ”は、卓上にコンパクトに並べられたアイテムを眺めるだけでも十分に伝わってくる。「普段は鍵とリップぐらいかな？」と語る彼女だからこそ、厳選された一点一点に手元に置いておく意味があるはずだ。
「MARMOT」は、セカンドシーズンとなる2024年春夏コレクションをリリースしたばかり。GORE-TEX®などの、今まで自分が扱ってこなかった機能素材を使えるのはアウトドアブランドのディレクター冥利に尽きると感じていて、クライミングもいけるけど、街着としてもちょうどいいスペックを良い塩梅に再構築しています。
「PURPLE THINGS」は、来年で10周年。ディレクションを担当させていただいているブランドのなかで、「PURPLE THINGS」は良い意味で遊びのような感覚で継続しています。生まれて10年になるわけですからね、色々と仕込みながら、イベントなんかも企画できたらいいなと水面下で計画中です。
本当に普段は手ぶらで、鍵、リップ以外だと……目薬と財布ぐらい。でも、お菓子はかなりの頻度で持ち歩いてるかもです。最近は「ICE BREAKERS」の頻度が高め。アメリカのレジ横に置いてあるようなミント系のタブレットなんですけど、これはその韓国版で、韓国に行った友達にお土産で買ってきてもらいました。あとは、飴とか、クッキーとか、梅とか。
テーブルに乗せていないものだと、水筒も必ず携帯してますね。最近ウォーターボトルは、「Hamer's WholeSales（ハマーズ）」のナルゲンがスタメンで、コーヒーのときは「STANLEY（スタンレー）」にしたり、色々使いまわしてます。
スマホにも、カメラにもストラップを付けているんですけど、これは完全に世代が出てますよね（笑）。友達やいとこが作ってくれたもので、カバンの中から取り出すときは結構便利。カメラはiPhoneと、動画撮影用のデジカメで使い分けていて、カバンに余裕があるときは持ち歩いています。
今年は本をたくさん読みたいと思っています。小説も多いですけど、ビジネスっぽいものも、自己啓発的なものも選り好みせずに読むので、雑食ですね。小説は昭和後期とかバブル期とか、70～80年代を題材にしている作品が好きですね。背広やパー券の時代（笑）。特にその時代の東京の街を題材に描く鷺沢萠さんや、江國香織さんの作品が好き。生まれてはいないけど、何となく想像がつく年代だし、親や先輩が生きた時代をイメージすることができて、そこにロマンを感じたり。小説以外で並行して読んでいるのは『限りある時間の使い方』というビジネス書。すごい面白いですよ。普段あまり話すことのない人の視点から刺激やヒントをもらえるので、モチベーションになりますね。でも、本屋に行くとめっちゃ迷います！平積みしているものに気になるものがあれば手に取りますし、なければ棚を物色してはあらすじを読んでみたり。
海外に行く機会も少なくないんですけど、マッサージガンは出張にも旅行にも必ず持っていきます。あとはリンパを流す木の棒とか、剣山みたいな頭部用のマッサージブラシとかも。旅行に行くとたくさん歩くので疲れも溜まりやすく、海外だと湯船に浸かれないところも多いので、セルフケアのために欠かせないですね。あとは、自分の好きなお茶とか、家の調味料とか（笑）。家に置いてるお香やパロサントもあると心が落ち着くし、なるべく自宅に近い環境で過ごしたいタイプですね。
旅行といえば、最近行った北海道の帯広が良かったですね。食べるものすべてが美味しかった！。今年は夏も北海道に行きたいなと思ってます。
菊乃／MARMOT(マーモットキャピタル) ディレクター・モデル
写真学科を専攻後、サンフランシスコとロンドンで暮らす。帰国後、デザインオフィスで働き、2015年に自身のブランド「PURPLE THINGS」を立ち上げメンズウエアディレクターとして活動。
必需品や携帯品には、その人の“ひととなり”が投影される。『UNION TOKYO』のオリジナルコンテンツ「Tools Tour」では、ホットな方へのもとへと出向き、仕事道具や肌見離せないアイテムなど、それぞれの私物をフィルターにすることでパーソナリティーを紐解いてきた。
第9回は、「PURPLE THINGS（パープルシングス）」「MARMOT(マーモットキャピタル）」のディレクターKIKUNOが登場。幅広い世代から支持を集める彼女は、自身のブランド「PURPLE THINGS」のディレクターやモデルとして活動、2023年に「MARMOT（マーモットキャピタル）」のディレクターに就任。アメリカの老舗アウトドアメーカーの機能性を都会的な視点から再解釈し、デビューコレクションからストリートでポジションを獲得した。
肩肘張らないKIKUNOの“らしさ”は、卓上にコンパクトに並べられたアイテムを眺めるだけでも十分に伝わってくる。「普段は鍵とリップぐらいかな？」と語る彼女だからこそ、厳選された一点一点に手元に置いておく意味があるはずだ。
「MARMOT」は、セカンドシーズンとなる2024年春夏コレクションをリリースしたばかり。GORE-TEX®などの、今まで自分が扱ってこなかった機能素材を使えるのはアウトドアブランドのディレクター冥利に尽きると感じていて、クライミングもいけるけど、街着としてもちょうどいいスペックを良い塩梅に再構築しています。
「PURPLE THINGS」は、来年で10周年。ディレクションを担当させていただいているブランドのなかで、「PURPLE THINGS」は良い意味で遊びのような感覚で継続しています。生まれて10年になるわけですからね、色々と仕込みながら、イベントなんかも企画できたらいいなと水面下で計画中です。
本当に普段は手ぶらで、鍵、リップ以外だと……目薬と財布ぐらい。でも、お菓子はかなりの頻度で持ち歩いてるかもです。最近は「ICE BREAKERS」の頻度が高め。アメリカのレジ横に置いてあるようなミント系のタブレットなんですけど、これはその韓国版で、韓国に行った友達にお土産で買ってきてもらいました。あとは、飴とか、クッキーとか、梅とか。
テーブルに乗せていないものだと、水筒も必ず携帯してますね。最近ウォーターボトルは、「Hamer's WholeSales（ハマーズ）」のナルゲンがスタメンで、コーヒーのときは「STANLEY（スタンレー）」にしたり、色々使いまわしてます。
スマホにも、カメラにもストラップを付けているんですけど、これは完全に世代が出てますよね（笑）。友達やいとこが作ってくれたもので、カバンの中から取り出すときは結構便利。カメラはiPhoneと、動画撮影用のデジカメで使い分けていて、カバンに余裕があるときは持ち歩いています。
今年は本をたくさん読みたいと思っています。小説も多いですけど、ビジネスっぽいものも、自己啓発的なものも選り好みせずに読むので、雑食ですね。小説は昭和後期とかバブル期とか、70～80年代を題材にしている作品が好きですね。背広やパー券の時代（笑）。特にその時代の東京の街を題材に描く鷺沢萠さんや、江國香織さんの作品が好き。生まれてはいないけど、何となく想像がつく年代だし、親や先輩が生きた時代をイメージすることができて、そこにロマンを感じたり。小説以外で並行して読んでいるのは『限りある時間の使い方』というビジネス書。すごい面白いですよ。普段あまり話すことのない人の視点から刺激やヒントをもらえるので、モチベーションになりますね。でも、本屋に行くとめっちゃ迷います！平積みしているものに気になるものがあれば手に取りますし、なければ棚を物色してはあらすじを読んでみたり。
海外に行く機会も少なくないんですけど、マッサージガンは出張にも旅行にも必ず持っていきます。あとはリンパを流す木の棒とか、剣山みたいな頭部用のマッサージブラシとかも。旅行に行くとたくさん歩くので疲れも溜まりやすく、海外だと湯船に浸かれないところも多いので、セルフケアのために欠かせないですね。あとは、自分の好きなお茶とか、家の調味料とか（笑）。家に置いてるお香やパロサントもあると心が落ち着くし、なるべく自宅に近い環境で過ごしたいタイプですね。
旅行といえば、最近行った北海道の帯広が良かったですね。食べるものすべてが美味しかった！。今年は夏も北海道に行きたいなと思ってます。
菊乃／MARMOT(マーモットキャピタル) ディレクター・モデル
写真学科を専攻後、サンフランシスコとロンドンで暮らす。帰国後、デザインオフィスで働き、2015年に自身のブランド「PURPLE THINGS」を立ち上げメンズウエアディレクターとして活動。
