UNION TOKYOのホームにして、多くの名店がひしめくカレーのメッカ、渋谷区神宮前。そんな神宮前の街を舞台に、服と食との垣根を超えて展開するクロスオーバープロジェクト、UNION JINGUMAE CURRY CONNECTION。ここでは、本プロジェクトに参画するカレーショップ5店舗を深堀り。#4は神宮前のカレーカルチャーを象徴する名店、『CURRY UP』。
東京を走るほぼすべてのタクシーが1発でたどり着けるであろう有名地点、千駄ヶ谷小学校交差点。近隣には多くのアパレル企業のオフィスやショールームが点在する一方、原宿駅前などの繁華街に比べれば人もまばらなこの場所で、2010年から営業するカレーショップ、『CURRY UP』。舌におぼえのある食通たちに愛されるクオリティーと、カレー屋らしからぬモダンな内外装デザインで、多くの高感度な人々の胃袋を掴んできた名店だ。それもそのはず、プロデュースを手掛けるのは、HUMAN MADE総帥にしてKENZOのアーティスティックディレクター、NIGO®氏。UNIONオーナーCHRIS GIBBSとも縁浅からぬ存在だ。
ご存知のとおりCHRIS GIBBSは褐色の肌を持つカナダ人であり、そのルーツはインドにある。そんなアイデンティティにも由来するのか、CHRISは自他ともに認める熱狂的なカレーファンであり、今回のUNION JINGUMAE CURRY CONNECTIONも、そういった彼の出自に由来する部分が大きい。中でも『CURRY UP』はCHRISの大のお気に入りのひとつ。NIGO®氏の存在を抜きにしても、日本に来た際にはかなりの頻度で訪れているという。こちらの写真は、JERRY LORENZOとMELODY EHSANIという、2人の盟友と訪れた時の1枚。
『CURRY UP』には、ルーツとなった店舗がある。それが、かつて神宮前で20年以上に渡り営業しつつも、2005年に惜しまれながら閉店した伝説のカレーショップ、『GHEE』。神宮前カレーカルチャーの草分けであり、あの村上春樹氏も通ったという名店は、若き日のNIGO®氏のアルバイト先でもあったそう。現在『CURRY UP』では、そんな名店の味をベースにしつつ、毎日食べても飽きが来ない無添加カレーを目指した、独自配合のオリジナルスパイスカレーを提供中。2018年には中目黒店をオープンさせ、2023年からは自宅で楽しめるレトルトシリーズも展開している。ちなみに店名を命名したのはNIGO®氏の盟友PHARRELL WILLIAMS氏だというから恐れ入る。
写真は、手前が不動の看板メニューとして人気を博すバターチキンカレー。バターの香りとコク、鶏肉の旨味、野菜の甘味が織りなすまろやかな口触りに、オリジナルのスパイスがキリっと際立つ味わいは唯一無二。初来店の方は、まずはこちらからオーダーしてみるのがいいのでは。写真奥は、バターチキンカレーとキーマカレーの2種盛り。スパイスの香りと野菜の甘味が鶏肉の旨味を引き立てるチキンベースのキーマカレーで、こちらも同じく必食。
また写真中央におかれた薬味もお見逃しなく。ラッキョウ、桜大根、青じそを細かく刻んだ『GHEE』の時代から受け継ぐ薬味で、『CURRY UP』のカレーにはこれが欠かせないというファンも多数いる、同店のアイコンのひとつ。店舗ではおかわりも可能とのことなので、常識の範囲内で存分にお楽しみあれ。
店舗入口の横には、テイクアウト用の注文カウンターも併設。アパレル関連企業を筆頭に、多くのオフィスやショップが居を構える神宮前エリアにおいては、そこで働く人々にとって嬉しいサービス。店内が混んでいる場合でも、気軽にオーダーできると評判だ。
ミニマルなデザインの店内に映える、オリジナルの壁掛け時計。入口のガラスサインや各種アパレルグッズなど、さまざまな場所で登場するオリジナルキャラクター、通称CUMIN(クミン)の姿もあり。
UNION JINGUMAE CURRY CONNECTIONでは、縁の深いUNION自らがデザインを担当。『CURRY UP』のマスコットであるCUMINをフィーチャーしつつ、UNIONのアイコンFRONT MANと同じポーズに落とし込みバックに大きくレイアウトした、スペシャルデザインの1枚に。
さまざまなカルチャーが混沌と入り乱れる特殊なエリア、神宮前。そんな同地にて、伝説の店の味を受け継ぐ極上のオリジナルスパイスカレーを軸としながら、プロデュースを手掛けるNIGO®氏ならではのクリエイティブを背景に展開する『CURRY UP』。まさに神宮前を象徴する名店なだけに、カレーファンに限らず、少しでも現在の東京カルチャーに興味がある方は、一度足を運んでみることを強くおすすめする。
<< SHOP DATA>>
CURRY UP HARAJUKU
渋谷区神宮前2-35-9-105
CURRY UP
@curryuphurryup
PRICE
¥8,800
RELEASE
2024/08/10
※CUMINカラーはCURRY UP限定販売
UNION TOKYOのホームにして、多くの名店がひしめくカレーのメッカ、渋谷区神宮前。そんな神宮前の街を舞台に、服と食との垣根を超えて展開するクロスオーバープロジェクト、UNION JINGUMAE CURRY CONNECTION。ここでは、本プロジェクトに参画するカレーショップ5店舗を深堀り。#4は神宮前のカレーカルチャーを象徴する名店、『CURRY UP』。
東京を走るほぼすべてのタクシーが1発でたどり着けるであろう有名地点、千駄ヶ谷小学校交差点。近隣には多くのアパレル企業のオフィスやショールームが点在する一方、原宿駅前などの繁華街に比べれば人もまばらなこの場所で、2010年から営業するカレーショップ、『CURRY UP』。舌におぼえのある食通たちに愛されるクオリティーと、カレー屋らしからぬモダンな内外装デザインで、多くの高感度な人々の胃袋を掴んできた名店だ。それもそのはず、プロデュースを手掛けるのは、HUMAN MADE総帥にしてKENZOのアーティスティックディレクター、NIGO®氏。UNIONオーナーCHRIS GIBBSとも縁浅からぬ存在だ。
ご存知のとおりCHRIS GIBBSは褐色の肌を持つカナダ人であり、そのルーツはインドにある。そんなアイデンティティにも由来するのか、CHRISは自他ともに認める熱狂的なカレーファンであり、今回のUNION JINGUMAE CURRY CONNECTIONも、そういった彼の出自に由来する部分が大きい。中でも『CURRY UP』はCHRISの大のお気に入りのひとつ。NIGO®氏の存在を抜きにしても、日本に来た際にはかなりの頻度で訪れているという。こちらの写真は、JERRY LORENZOとMELODY EHSANIという、2人の盟友と訪れた時の1枚。
『CURRY UP』には、ルーツとなった店舗がある。それが、かつて神宮前で20年以上に渡り営業しつつも、2005年に惜しまれながら閉店した伝説のカレーショップ、『GHEE』。神宮前カレーカルチャーの草分けであり、あの村上春樹氏も通ったという名店は、若き日のNIGO®氏のアルバイト先でもあったそう。現在『CURRY UP』では、そんな名店の味をベースにしつつ、毎日食べても飽きが来ない無添加カレーを目指した、独自配合のオリジナルスパイスカレーを提供中。2018年には中目黒店をオープンさせ、2023年からは自宅で楽しめるレトルトシリーズも展開している。ちなみに店名を命名したのはNIGO®氏の盟友PHARRELL WILLIAMS氏だというから恐れ入る。
写真は、手前が不動の看板メニューとして人気を博すバターチキンカレー。バターの香りとコク、鶏肉の旨味、野菜の甘味が織りなすまろやかな口触りに、オリジナルのスパイスがキリっと際立つ味わいは唯一無二。初来店の方は、まずはこちらからオーダーしてみるのがいいのでは。写真奥は、バターチキンカレーとキーマカレーの2種盛り。スパイスの香りと野菜の甘味が鶏肉の旨味を引き立てるチキンベースのキーマカレーで、こちらも同じく必食。
また写真中央におかれた薬味もお見逃しなく。ラッキョウ、桜大根、青じそを細かく刻んだ『GHEE』の時代から受け継ぐ薬味で、『CURRY UP』のカレーにはこれが欠かせないというファンも多数いる、同店のアイコンのひとつ。店舗ではおかわりも可能とのことなので、常識の範囲内で存分にお楽しみあれ。
店舗入口の横には、テイクアウト用の注文カウンターも併設。アパレル関連企業を筆頭に、多くのオフィスやショップが居を構える神宮前エリアにおいては、そこで働く人々にとって嬉しいサービス。店内が混んでいる場合でも、気軽にオーダーできると評判だ。
ミニマルなデザインの店内に映える、オリジナルの壁掛け時計。入口のガラスサインや各種アパレルグッズなど、さまざまな場所で登場するオリジナルキャラクター、通称CUMIN(クミン)の姿もあり。
UNION JINGUMAE CURRY CONNECTIONでは、縁の深いUNION自らがデザインを担当。『CURRY UP』のマスコットであるCUMINをフィーチャーしつつ、UNIONのアイコンFRONT MANと同じポーズに落とし込みバックに大きくレイアウトした、スペシャルデザインの1枚に。
さまざまなカルチャーが混沌と入り乱れる特殊なエリア、神宮前。そんな同地にて、伝説の店の味を受け継ぐ極上のオリジナルスパイスカレーを軸としながら、プロデュースを手掛けるNIGO®氏ならではのクリエイティブを背景に展開する『CURRY UP』。まさに神宮前を象徴する名店なだけに、カレーファンに限らず、少しでも現在の東京カルチャーに興味がある方は、一度足を運んでみることを強くおすすめする。
<< SHOP DATA>>
CURRY UP HARAJUKU
渋谷区神宮前2-35-9-105
CURRY UP
@curryuphurryup
PRICE
¥8,800
RELEASE
2024/08/10
※CUMINカラーはCURRY UP限定販売
DESIGNED BY
UNION LOS ANGELES
UNION TOKYO
@unionlosangeles
@uniontokyo