HAVE TO HAVES #2 TARO IMAI

ウディ・アレンが常にツイードジャケットを身に纏ってきたように、マイルス・デイヴィスがステージでも着用するほど三宅一生氏のプリーツパンツを愛していたように、個人が対価を払って所有する「モノ」には個性や趣味が色濃く反映されている。いわば所有している「モノ」を紹介すれば、その所有者を表すに等しいとも言える。UNION TOKYO界隈のキーパーソンにスポットをあて、その個人が「所有しているモノ」「所有したいモノ」を紹介して個に迫るコンテンツ "HAVE TO HAVES” 。第2回はDirector/DJ/MODELと世界を股に掛けてマルチに活躍するTARO IMAI(@taroimai)の審美眼にフォーカスし、今年40周年を迎えるAF1についてとロンドンへ移住した氏の活動についてインタビューを遂行。

Nike Air Force 1 Low
Color of the Month - NIKE

¥16,500 (8月13日発売)

再現性が半端じゃなく良いですよね。ヒールに入った大文字フォントで昔のスタイルを再現しているのがとてもカッコいい。自分が中学生だった頃のこのBOXもテンションあがるし、個人的にガムソールなのも渋くて気に入ってます。

Weekender BAG - RIMOWA
本人私物

使い易さとしてはジップの滑りがいいし、結構物がしっかり入る、一見キャリーバックみたいなディティールながら実はボストンバックなところがデザインとして気に入ってる。素材は硬めのキャンバスが良いのとレザー部分はクオリティが高すぎてぞんざいに扱えない・・その辺がまだRIMOWA持つ資格ないのかなって(笑) スタイリングにはオールブラックだしなんでも合わせやすい。一目ではRIMOWAって分からないけどRIMOWAなんだって所が良くないですか?こないだのパリコレとか色んな所に一緒に行っているから思い入れもあるし、これからもダメージと共に愛着が湧くんだろうなと。





Q : AF1との出会いから教えてください。
A : 真っ白のモデルを中学生の頃に履いたのがAF1との最初の出会いだったかな。先輩や知り合いが制服に合わせて履いていて、正直合ってるのか分からなかったけど真っ白のAF1にストライプなど柄物のシューレースをカスタムして履いていた記憶です。それが当時の京都ローカル(中学生)の流行りだったと思います(笑)そうしてオールホワイトのAF1カスタムから自分のスニーカーの歴史が始まって、文化(服装学院)の在学中もAPEとかSupremeにWhite/RedのAF1を合わせたり、全身ブラック1トーンにAF1を合わせるスタイリングなんかを楽しんでいました。

Q : AF1 はスタイリングしやすい?
A : これまでAF1はHIGHもMIDも履いたことがあって、一時期はHIGHに惹かれていたけど今はLOWが1番かな。履いてて思うのが、VANSとかだと汚れたら汚れてもカッコいいと思うけどAF1だけは絶対汚れた状態で履いたらダメだと思ってて、汚さずに、可能な限り履き皺もつけずクリーンな状態が一番かっこいいと思う。まさにB-BOYのマインドだと思うのでB-BOYな気分のスタイリング際にはAF1を合わせることが多いかな。履いていたらちょっと歩き方も大股になったりだとか、ガニ股になってみたり (笑)自分的にはそういった楽しい気分にさせてくれるスニーカーだと思ってます。

Q : AF1が今年で40周年です。
A : まだ40歳かー・・って感じですね。洋服とか靴に興味持った時には既に履いていたり身の回りにあったスニーカー。あって当たり前というか、定番というか、皆の選択肢の中に一つは必ずあるスニーカーだと思います。

Q : 東京からロンドンに拠点を移したそうですが?
A : そうです。ロンドンに行って一番最初に驚いたのは、やっぱり為替で・・ポンドが20-30円くらい上がっててマジかって思って、円安ってこんなに影響するんだって思った。貯金も一気になくなって、家も仕事も決めずに行ったから、こんなサバイバルになるとはねって(笑)今は生活も安定してきたし、コミュニケーションも慣れてきて、これから楽しくなっていくんだろうなって思ってます。

Q : 現在の活動について教えてください。
A : 自分としては仕事も遊びも分け隔てなくこなしていきたいと考えていて、今回のこの企画みたいに友達との撮影も楽しいし、カチッとしたファッション撮影も好き。その辺のメリハリを自分の中でつけていくのが大事だと思ってます。遊びも仕事も変わらないようにするためにもフリーの仕事は東京と変わらず受けるようにしています。気の合う人と友達になって、友達のパーティーに行って、そして常に曲を入れたUSBを持っておく。どこかでDJやる?ってなったらすぐ動けるようにしておく。でもそこまで肩肘張らずに。自分から積極的にいくよりかは何かチャンスあればと良いかなくらいで考えてます。

ロンドンに着いて1週間後に『NTS Radio』 @nts_radio の『BONE SODA ノノ』 @bonesoda っていうレーベルの友達に会ったときいきなり「明日お前空いてるか?」って聞かれて「NTSやってこい、俺行けないけど」って言われてとりあえず「わかった行く」って言って・・そういうラッキーなニュースはいきなりやってくるから。日本ではなかなかないけどパリコレのショーとかもそうだったから、その瞬発力には慣れていて。前日にすごい(DJの)セット考えてとりあえずNTSに行って。知らない人ばかりで緊張したけどNTSに出演できたのは自分的にはとても嬉しかったです。日本にいた時から、『NTS RASIO』 も 『BONE SODA ノノ』も好きだったので。日本の友達もリアクションしてくれたし。



Q : モデルの活動はどうですか?
A : 前回のパリコレは諸々大変だった。仕事決めれるか分からず行って、渡航と生活でお金もかかるし、沢山キャスティング受けて、フィッティングして。でも好きなブランドのランウェイ歩けて(仕事することができて)よかったと思う。ロンドンでもっと忙しいモデルになりたいですね。



久々に日本に帰ってきて(一時帰国)、東京のスピード感に思い知らされました。異国に住んでやっと今までの生活や日本での時間を俯瞰で感じることができたというか。ロンドンに食らったっというよりは東京に食らった感じです。(笑)

Q : 最後にお知らせなどあれば
A : MIX CLOUDに自分のMIXを不定期だけど上げていて、ロンドンでも続けるつもりなので日本の皆に是非聞いてほしいです。
taroimai's Stream - MIXCLOUD



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ウディ・アレンが常にツイードジャケットを身に纏ってきたように、マイルス・デイヴィスがステージでも着用するほど三宅一生氏のプリーツパンツを愛していたように、個人が対価を払って所有する「モノ」には個性や趣味が色濃く反映されている。いわば所有している「モノ」を紹介すれば、その所有者を表すに等しいとも言える。UNION TOKYO界隈のキーパーソンにスポットをあて、その個人が「所有しているモノ」「所有したいモノ」を紹介して個に迫るコンテンツ "HAVE TO HAVES” 。第2回はDirector/DJ/MODELと世界を股に掛けてマルチに活躍するTARO IMAI(@taroimai)の審美眼にフォーカスし、今年40周年を迎えるAF1についてとロンドンへ移住した氏の活動についてインタビューを遂行。


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再現性が半端じゃなく良いですよね。ヒールに入った大文字フォントで昔のスタイルを再現しているのがとてもカッコいい。自分が中学生だった頃のこのBOXもテンションあがるし、個人的にガムソールなのも渋くて気に入ってます。

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本人私物

使い易さとしてはジップの滑りがいいし、結構物がしっかり入る、一見キャリーバックみたいなディティールながら実はボストンバックなところがデザインとして気に入ってる。素材は硬めのキャンバスが良いのとレザー部分はクオリティが高すぎてぞんざいに扱えない・・その辺がまだRIMOWA持つ資格ないのかなって(笑) スタイリングにはオールブラックだしなんでも合わせやすい。一目ではRIMOWAって分からないけどRIMOWAなんだって所が良くないですか?こないだのパリコレとか色んな所に一緒に行っているから思い入れもあるし、これからもダメージと共に愛着が湧くんだろうなと。






Q : AF1との出会いから教えてください。
A : 真っ白のモデルを中学生の頃に履いたのがAF1との最初の出会いだったかな。先輩や知り合いが制服に合わせて履いていて、正直合ってるのか分からなかったけど真っ白のAF1にストライプなど柄物のシューレースをカスタムして履いていた記憶です。それが当時の京都ローカル(中学生)の流行りだったと思います(笑)そうしてオールホワイトのAF1カスタムから自分のスニーカーの歴史が始まって、文化(服装学院)の在学中もAPEとかSupremeにWhite/RedのAF1を合わせたり、全身ブラック1トーンにAF1を合わせるスタイリングなんかを楽しんでいました。

Q : AF1 はスタイリングしやすい?
A : これまでAF1はHIGHもMIDも履いたことがあって、一時期はHIGHに惹かれていたけど今はLOWが1番かな。履いてて思うのが、VANSとかだと汚れたら汚れてもカッコいいと思うけどAF1だけは絶対汚れた状態で履いたらダメだと思ってて、汚さずに、可能な限り履き皺もつけずクリーンな状態が一番かっこいいと思う。まさにB-BOYのマインドだと思うのでB-BOYな気分のスタイリング際にはAF1を合わせることが多いかな。履いていたらちょっと歩き方も大股になったりだとか、ガニ股になってみたり (笑)自分的にはそういった楽しい気分にさせてくれるスニーカーだと思ってます。

Q : AF1が今年で40周年です。
A : まだ40歳かー・・って感じですね。洋服とか靴に興味持った時には既に履いていたり身の回りにあったスニーカー。あって当たり前というか、定番というか、皆の選択肢の中に一つは必ずあるスニーカーだと思います。

Q : 東京からロンドンに拠点を移したそうですが?
A : そうです。ロンドンに行って一番最初に驚いたのは、やっぱり為替で・・ポンドが20-30円くらい上がっててマジかって思って、円安ってこんなに影響するんだって思った。貯金も一気になくなって、家も仕事も決めずに行ったから、こんなサバイバルになるとはねって(笑)今は生活も安定してきたし、コミュニケーションも慣れてきて、これから楽しくなっていくんだろうなって思ってます。

Q : 現在の活動について教えてください。
A : 自分としては仕事も遊びも分け隔てなくこなしていきたいと考えていて、今回のこの企画みたいに友達との撮影も楽しいし、カチッとしたファッション撮影も好き。その辺のメリハリを自分の中でつけていくのが大事だと思ってます。遊びも仕事も変わらないようにするためにもフリーの仕事は東京と変わらず受けるようにしています。気の合う人と友達になって、友達のパーティーに行って、そして常に曲を入れたUSBを持っておく。どこかでDJやる?ってなったらすぐ動けるようにしておく。でもそこまで肩肘張らずに。自分から積極的にいくよりかは何かチャンスあればと良いかなくらいで考えてます。

ロンドンに着いて1週間後に『NTS Radio』 @nts_radio の『BONE SODA ノノ』 @bonesoda っていうレーベルの友達に会ったときいきなり「明日お前空いてるか?」って聞かれて「NTSやってこい、俺行けないけど」って言われてとりあえず「わかった行く」って言って・・そういうラッキーなニュースはいきなりやってくるから。日本ではなかなかないけどパリコレのショーとかもそうだったから、その瞬発力には慣れていて。前日にすごい(DJの)セット考えてとりあえずNTSに行って。知らない人ばかりで緊張したけどNTSに出演できたのは自分的にはとても嬉しかったです。日本にいた時から、『NTS RASIO』 も 『BONE SODA ノノ』も好きだったので。日本の友達もリアクションしてくれたし。



Q : モデルの活動はどうですか?
A : 前回のパリコレは諸々大変だった。仕事決めれるか分からず行って、渡航と生活でお金もかかるし、沢山キャスティング受けて、フィッティングして。でも好きなブランドのランウェイ歩けて(仕事することができて)よかったと思う。ロンドンでもっと忙しいモデルになりたいですね。



久々に日本に帰ってきて(一時帰国)、東京のスピード感に思い知らされました。異国に住んでやっと今までの生活や日本での時間を俯瞰で感じることができたというか。ロンドンに食らったっというよりは東京に食らった感じです。(笑)

Q : 最後にお知らせなどあれば
A : MIX CLOUDに自分のMIXを不定期だけど上げていて、ロンドンでも続けるつもりなので日本の皆に是非聞いてほしいです。
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